「最強版DSPコアTINYラジオキット K-SPK6959B C版」不具合原因判明

「最強版DSPコアTINYラジオキット K-SPK6959B C版」不具合原因判明

先日aitendoで購入した「最強版 DSPコアTINYラジオキット K-SPK6959B C版」の不具合原因を調査し原因を特定しました。
なんとDSPラジオモジュール(M6959)に実装されている水晶(クリスタル)発振子(写真の赤丸の部品)の周波数が12MHz品でした。 正しくは32.768kHz品を実装しなければいけません。 こりゃ動かんわ。

どうしてaitendoは間違えてしまった?

実はデータシートの記載がちょっと怪しくて、
1.5章のTable7では32.768kHzを使うように書いてありますが、3.1章のTable11の1ピンの説明だと32.768kHzまたは12MHzって書いてあるんですよね。
回路図では32.768kHzになっているし実物では12MHzでは動いていないので、たぶんTable11の記載が間違いなのでしょう。 (もしくは12MHzでは発振回路のコンデンサの定数が違うのかも) しかもネットで見られるデータシートはPreliminary版 V2.0なのも気になるところです。
aitendoが間違えた原因はたぶんこれなんでしょう。
「最強版 DSPコアTINYラジオキット K-SPK6959B C版」の水晶発振子が32.768kHzのはずが12MHzになっていました。

「最強版 DSPコアTINYラジオキット K-SPK6959B C版」の水晶発振子が12MHzでした。 水晶発振子部拡大

交換依頼

aitendoではいろいろ購入していますが、ハズレを引くのは初めてです。 aitendoに現品を持っていって状況を説明すると、現品を確認してすぐに正しく水晶発振子が実装されているDSPラジオモジュール(M6959)に交換してくれました。 もちろんピンヘッダも付けてくれました。 顧客対応はいいですね。

再度TRY!

早速新しいDSPラジオモジュールにピンヘッダをハンダ付けしてDSPラジオ基板に挿入。

電源ON!

ばっちり聞こえます。 FMは感度も良い感じです。 AMはアンテナが貧弱(ただのコイル)なのでイマイチですが、でも数局聞こえます。 AMのアンテナはaitendoで各種別売りもしているので今度調達してみようかと思います。 ただ選局は結構シビアで、ゆ~っくりとTuneの可変抵抗器を回さないと受信出来るラジオ局も取りこぼしてしまいます。

今度はスピーカをもう一つ追加してステレオにしてみる予定です。

完成写真

「最強版DSPコアTINYラジオキット K-SPK6959B C版」動作しました。


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